併用療法とは

併用療法とは、1種類の抗がん剤だけを用いるのではなく、複数の抗がん剤を同時または順次もちいることです。異なる長所のある抗がん剤を活かし、いくつかを組み合わせることで、作用の増強にもつながり、がんに対してより効果的な治療を行うことが可能となりました。1種類の抗がん剤を大量に投与すると、副作用が強く出てしまい、正常な細胞にも悪影響を及ぼします。また、がん細胞が抗がん剤に対して耐性を持つ場合もあります。併用療法によって副作用を分散させることが可能となり、強い副作用により用いることができなかった抗がん剤でも、投与が可能となります。
デメリットとしては、複数の抗がん剤を使用することになるため、1種類の抗がん剤を投与していた場合と比べて、費用負担が大きくかかることになります。また、複数を用いるので、投与量や投与回数にも注意することが必要です。
現在では、抗がん剤とは別の薬と併用する試験なども行われているため、より効果的な治療法が模索されています。

標準治療と免疫療法の併用

抗がん剤と免疫療法の併用

免疫療法では免疫力を高めて、抗がん剤の副作用を軽減させる効果が期待できます。
さらに抗がん剤は増殖の速いがんに効きやすく、免疫療法は増殖の遅いがんに効きやすいと言われていますので、併用することでお互いの弱点を補完する相乗効果も期待できます。

放射線療法と免疫療法の併用

がん細胞は放射線でダメージを受けても、生き残ったがん細胞が、しばらくしてまた大きくなってくる場合が少なからずあります。このダメージをうけて生き残ったがん細胞を最終的に攻撃するのがリンパ球です。そこで、活性化リンパ球療法を併用することでリンパ球を補うことにより、効率よくがん細胞を排除できます。


標準治療をレンガに例えると免疫療法はセメントです

標準治療と免疫療法の二つが組み合わさることで、がんに立ち向かう壁ができるのです。



白山通りクリニックより抜粋)

戦国武将とがん

書評