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癌の副作用と合併症

抗がん剤

抗がん剤の多くは、分裂・増殖を頻繁に行うというがん細胞の特徴に対して、細胞の分裂を抑えこむことでがんの増殖を阻害したり、死滅させたりする作用を持ちます。しかし、分裂の頻繁な細胞であれば正常な細胞に対しても攻撃してしまうので、髪の毛の元である毛母細胞や消化管の粘膜を構成する上皮細胞、血液の元となる造血細胞や口の中の口腔粘膜などにもダメージが及んでしまいます。
個人差はありますが、脱毛、吐き気・嘔吐や食欲不振、白血球の減少による細菌への感染症、口内炎などの副作用が起こる可能性が高いです。抗がん剤の治療を行うには副作用の対策を取りながら、適切な治療を進めていくことが大切です。

・脱毛
抗がん剤の種類によって脱毛の発現率は異なりますが、症状が回復して投与が終われば髪は生えてきます。治療の間はウィッグや帽子などを使用することで、精神的な負担を軽減する工夫が大切です。
・吐き気・嘔吐
吐き気や嘔吐は抗がん剤治療により、脳の嘔吐中枢が刺激されたり、消化管粘膜がダメージを受けることで起こります。投与後すぐに症状に現れる場合や数日後に現れる場合もあり、治療開始時からの対策を立てることが大切です。
・食欲不振
抗がん剤治療で味蕾、神経にダメージを受けると味覚障害は起こります。味覚障害により、味がわからなくなったり、違った味がしたり、全ての味が嫌になったりすることで、食欲不振になってしまう場合もあります。

放射線療法

放射線治療は手術に比べて体への負担が少ないですが、治療後すぐに現れる急性障害と、半年から数年以降に現れる晩期障害があります。

・急性障害
急性障害としては、全身的な副作用として疲れやすくなったり、皮膚が発赤したり、かゆみや痛みを感じることがあります。治療している部位におこる例としては、のどに照射した場合は、食べ物が飲みにくいこともあります。また、再発予防などのために抗がん剤を併用した際には、骨髄抑制(白血球や赤血球、血小板が少なくなる)が強く出る場合もあります。ただし、副作用の内容や程度には個人差があり、照射後2~3ヵ月で軽快していくものがほとんどです。
・晩期障害
晩期障害としては、味覚障害や呼吸時の違和感、下血、リンパ浮腫などがあり、照射する部分によって異なります。しかし、治療する側としては、それらを極力さけるよう戦略を立てます。日常生活に及ぼす可能性はまれですが、治療後に何かしらの違和感などがある場合、すぐに医師に相談をしてください。

合併症

がんの転移により、最初に現れた症状とは違う別の症状が合併症として現れます。

主な合併症

・心タンポナーデ
心タンポナーデとは心臓とその外側の心膜の間の心膜腔に血液や心嚢液が大量に溜まることによって、心臓の拡張が阻害された状態をいいます。倦怠感や呼吸困難、チアノーゼとった症状が起こります。
・胸水
胸腔内に液体が多量に溜まった状態をいいます。息切れや胸痛といった症状が起こります。
・脊髄圧迫
がんにより脊髄が圧迫されている状態をいいます。身体への痛みや排尿機能障害といった症状が起こります。
・口腔合併症
抗がん剤治療や放射線治療により、口腔合併症は高い確率で発生します。口腔合併症には口内炎や歯肉壊死、歯肉出血、味覚障害といった症状が起こります。
・性機能障害(男性)
前立腺がんや直腸がんの手術により、性機能障害が起こることがあります。性機能障害には射精障害や勃起障害といった症状が起こります。
・性機能障害(女性)
子宮がんなどの手術により、性機能障害が起こることがあります。性機能障害には月経不順や不妊などが起こります。

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