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リンパ浮腫とは

リンパ浮腫とは

リンパ浮腫とは、がん治療によってリンパ節やリンパ管が傷つき、リンパの流れが滞るとことで起こるむくみのことです。がん治療以外でも発症する可能性がありますが、乳がん、子宮がん、卵巣がん、前立腺がんなどの手術や抗がん剤治療、放射線治療後に発症する副作用の一つになります。症状については個人差があり、手術や抗がん剤治療、放射線治療の直後に現れる場合や、数年~10数年後に現れる場合もあります。リンパ浮腫は日常生活に影響を与え、腕がむくむと、ペンで文字を書いたり、料理で包丁を使うといったことが難しくなります。また、脚がむくむと、歩いたりすることが難しくなることもあります。

リンパ浮腫の発生する場所

乳がん:手術した側の腕、前胸部、背部
子宮がん、卵巣がん、前立腺がん:下腹部、陰部、脚

症状

早期・軽度の症状:早期・軽度の段階では、「腕・脚が重い、だるい」「皮膚が硬くなる」「指で押したら痕がつく」「静脈の見え方に左右で違いがある」といった症状が現れます。 重症の症状:むくみが大きくなり、早期と比べて皮膚がより硬くなります。皮膚が細菌感染によって、合併症として蜂窩織炎が発症することもあります。

治療方法

むくみが発症していないか注意をすることが大切ですが、むくむが発症したら、すぐに主治医に相談しましょう。確実な治療法がまだないため、一度発症すると完治は難しいですが、適切なケアを行い、普段の生活でもできることを行うことで、QOLを改善することは可能です。リンパ浮腫の治療方法である複合的理学療法は、「用手的リンパドレナージ」「圧迫療法」「運動療法」「スキンケア」の4つから構成されます。

用手的リンパドレナージ
リンパ液を柔らかいマッサージによってリンパ液の流れを適切にし、むくみを改善する。
圧迫療法
圧迫療法は弾性包帯や弾性着衣などを利用して圧力を継続してかけることで、次のような効果があります。
  1. むくみを減った良い状態を継続する
  2. リンパ液が滞留しないようにする
  3. リンパ液の流れを良くする
運動療法
リンパ浮腫に対する運動療法は、弾性包帯や弾性着衣などを利用して、圧迫したまま脚の関節を動かす運動になります。脚を動かすことで、筋肉は収縮と弛緩をします。これにより、リンパの流れが良くなります。関節は動かさないと、どんどん動かすのが難しくなります。
スキンケア
  1. 家事の際にはゴム手袋などをして、皮膚が傷つけないようにする。
  2. 保湿剤を利用して皮膚の潤いを保ち、乾燥を防ぐ。
  3. 丁寧に洗うことで、水虫などを予防して皮膚の清潔を維持する。

日常生活で気をつけること

衣類
きついと感じたり、締め付ける衣服を着ないで、リンパ液の流れを滞留させないゆったりとした衣服を着ることが大切です。
腕への負担
重い荷物は無理して持つことはせずに、小さく分けて持つことが大切です。

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