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がん用語集

がん用語集は、医療法人社団輪生会 白山通りクリニックの監修の元、作成しております。

や行監修:医療法人社団輪生会 白山通りクリニック

薬剤感受性テスト  (ヤクザイカンジュセイテスト)
①ある病原体(細菌、真菌、ウイルス)に対して、ある抗生物質(抗真菌薬、抗ウイルス薬)が効くかどうかを試し、予測するための検査。段階的な濃度の薬剤に病原体を混ぜて行う方法、決まった濃度の紙片(ディスク)を培地上に置いて発育の阻止程度を見る方法等があります。②採取したがん細胞に、ある薬が効くかどうかを試し予測する検査です。抗がん剤の場合、効き目があるかどうかには個人差があるため、試験管に患者さんの体から採ったがん細胞を入れ、薬剤を反応させて効果をみます。②については試験方法や精度がまだ十分確立されていないため、まだ研究段階といえます。


薬剤耐性  (ヤクザイタイセイ)
ある薬剤が、病原体・がん細胞などに対して効果を示しにくくなる性質のこと。薬剤の作用部位の変化、薬剤を代謝分解または不活性化する物質の産生が原因の場合が多いです。


野生型(wild type)  (ヤセイガタ)
野生型とは、野生集団の中で最も高頻度にみられる型のことをいいます。普通は正常型と同じ意味で使われます。野生型の反対が(突然)変異型です。


UICC(国際対がん連合)  (ユーアイシーシー)
1933年に結成された民間組織で、がん克服のために国際的に連帯し運動。がん研究や対がん事業の振興、がん知識の普及、フェローシップの運営、国際的統計の作成、世界共通のがん診断法や分類法の設定など、さまざまな活動を展開。UICCのがん分類は国際的標準として利用されています。近年では、活動の中心に対がん事業を置き、学会等を通じて人々に働きかけています。


UICC TNM分類  (ユーアイシーシーティーエヌエムブンルイ)
がんの進行度を判定する基準として国際的に活用されている国際対がん連合(UICC)採用のがんの分類方法。28の部位ごとに各種の検査結果から原発がんの大きさ、広がり、深さをT、原発がんの所属リンパ節転移の状況をN、他の臓器への遠隔転移状況をMとして、区分し、それらを総合して病期(ステージ)を判定しています。


有意差  (ユウイサ)
有意差とは、比較するもの同士において解析の結果が偶然ではなく、明らかに統計学的に差があるという意味をいいます。つまり、何度、繰り返しても、ほとんどの場合で差があるだろうと予測されるような差であることです。治療法や薬の効き目を比較する場合に、片方がより多くの人に効いたとする結果がでても、比較した人数と効果の程度によっては、その差が誤差の範囲となる場合があります。明らかな差か誤差の範囲かについて、統計学では一定の基準を定めていて、その基準に照らし合わせて、明らかに差がある場合に有意差があるといいます。比較するもの同士に有意差がない場合、比較するもの同士の治療の効果には差がないということになります。治療の効果は、有効性だけでなく安全性にも左右されます。


有害事象  (ユウガイジショウ)
有害事象とは、薬との因果関係の有無に関わらず試験薬を投与された患者に生じたあらゆる好ましくない、あるいは意図しない徴候、症状、または病気を言います。治療や検査との直接の関係が不明な場合も含め、体に好ましくない反応をすべて指しています。多くの有害事象データを蓄積・解析することで、未知で重篤な副作用が発見されることもあります。


優先審査(Priority Review)  (ユウセンシンサ)
優先承認審査制度(迅速承認制度)」参照


優先承認審査制度(迅速承認制度)  (ユウセンショウニンシンサセイド)
優先承認審査制度とは、米国FDAが設定している特例で、命にかかわるような疾患に対する有望な新薬についてのみ認められる、新薬認可方法のことをいいます。治療上非常に重要であると認められた新薬は、例えば生存期間の延長といった明確な尺度の代わりに、腫瘍の縮小といった短期間で判定可能な尺度を使用して認可申請することが認められます。従って、認可は暫定的な性質のものであり、通常は、明確なほうの尺度での臨床試験の追加が条件になります。


有病者数(患者数)  (ユウビョウシャスウ)
ある一時点での特定の疾患(がん全体や、胃がん・肺がんなどの特定のがん、循環器疾患など)の全患者数のこと。例えば、「2005年1月時点の日本のがんの有病者数」=「2005年1月での日本全国のすべてのがん患者さんの数」のことです。


有病率  (ユウビョウリツ)
ある一時点で、特定の疾患(がん全体や、胃がん・肺がんなどの特定のがん、循環器疾患など)の全患者さんの数を、その時点でその疾患を患う可能性のある人口で割ったもの。例えば、「2005年1月時点の日本のがんの有病者率」=「2005年1月での日本全国のすべてのがん患者数(有病者数)」/「2005年1月の日本の総人口」のことです。


遊離組織移植(free flap procedure)  (ユウリソシキイショク)
遊離組織移植とは、周囲の組織から完全に切り取った組織の欠片を、遠くの個所へ移植する方法をいいます。形成手術で使用する技術で、微小血管の連結が可能になって発展してきた技術です。


癒着  (ユチャク)
本来はくっついていないところが炎症などのためにくっついてしまうことです。癒着があっても、特に症状がなければ問題はありません。
腸に癒着が起こると腸内の流れを悪くするため、腸閉塞を引き起こすことがあります。


腰椎穿刺(髄液検査)  (ヨウツイセンシ)
ルンバールともいい、脳脊髄液を採取する目的で最も一般的に行われる検査です。通常、被験者には体を海老のように丸めて横向きになってもらい、背骨(第3/4腰椎間~第5腰椎/第1仙椎間のいずれか)の間に針を刺し、脊髄腔(脊髄と硬膜の間の空間)に針を進めて5~10ccの脳脊髄液を採取します。採取した脳脊髄液は肉眼的な性状の観察、中に含まれる蛋白質・糖の量の測定、細胞の数や形態の分析、培養などを行い結果を病気の診断に用います。


予後  (ヨゴ)
予後とは、病気の経過についての進行具合や治療効果、生存率など、すべてを含めた医学的な見通しのことをいいます。がんの場合は、治療法を選ぶ際に、予後をどのように推測するかが大きな意味を持ちます。


予後因子  (ヨゴインシ)
予後因子とは、病気の経過の見通しに影響を及ぼす要素をいいます。病気が、術後どのような経過をたどるかを予測し、見通しを立て、適切な治療方法を選択するための判断材料になります。がんの場合、がんのできた場所、がんのタイプ、病気の進みぐあい、リンパ節への広がり、他の場所への転移、年齢、合併症、治療法の成績などが予後を予測する要素となります。


予後調査(追跡調査)  (ヨゴチョウサ)
院内がん登録や地域がん登録にすでに登録されている患者さんの生存率計算のために確認するべき登録患者さんの生死状況の調査。生存確認調査、追跡調査ともいいます。院内がん登録に登録された患者さんの生死状況の一部は、その施設を最後に受診した日やその施設で亡くなった日からある程度把握できますが、それで全員の状況が確認できるわけではなく、地域がん登録への問い合わせや、役場照会(住民票照会)によって網羅できます。地域がん登録に登録された患者さんの生死状況の確認のための予後調査(生存確認調査、追跡調査)も、同じく役場照会(住民票照会)によって得られます。また、地域がん登録では、人口動態死亡情報を利用して予後調査(生存確認調査、追跡調査)を行っているところもあります。しかし、現在、すべての施設(病院)や地域がん登録で予後調査(生存確認調査、追跡調査)を行っているわけではありません。


余命  (ヨメイ)
余命とは、今後どれくらいの間生きることができるかの見通しのことをいいます。これまでの患者さんたちの統計的な予測数値であって、一人の患者さんの未来を予測するものではありません。つまり、医師から余命を告げられた場合であっても患者さんの体力や精神力などによって個人差があり、一つの目安にすぎないものです。